紙・Excelを減らす
手書き、二重入力、探す時間など、毎日の小さなムダを減らす考え方を紹介します。
「人手が足りない」「紙やExcelが多い」「AIを使ってみたいけど不安」——そんな中小企業の社長に向けて、すぐ読めて、すぐ試せる考え方をわかりやすく紹介します。
TOPICS
手書き、二重入力、探す時間など、毎日の小さなムダを減らす考え方を紹介します。
ChatGPTなどのAIを、文章作成、アイデア出し、調べもの、業務改善に使う方法を紹介します。
専門の開発会社に頼む前に、ノーコードで小さな業務アプリを作る考え方を紹介します。
AIに相談しながら、簡単な画面やWebツールを素早く作って試す方法を紹介します。
補助金を使う前に、「何に使うと会社に役立つか」を考えるポイントを紹介します。
社員の評価、給与、役割をわかりやすくし、会社を強くするための考え方を紹介します。
紙、Excel、手入力、探しもの、確認待ちなど、時間がかかっている仕事を見つけます。
いきなり大きく変えず、無料・安いツールやAIで、まず一部だけ試します。
便利でも、社員が使えなければ意味がありません。誰が、いつ、どう使うかを決めます。
一度で完成を目指さず、使いながら直していく方が、会社に合った仕組みになります。
BLOG
DXというと、「高いシステムを入れること」「専門会社に頼むこと」「大きな投資をすること」と思われがちです。
でも、中小企業のDXは、いきなりお金をかけなくても始められます。最初に見るべきなのは、会社の中で一番時間がかかっている仕事です。
DXの第一歩は、細かいムダを全部なくすことではありません。まずは、会社の中で一番時間がかかっている作業を見つけることです。
たとえば、次のような仕事です。
こうした作業は、毎回少しずつ会社の時間を奪っています。だからこそ、一番時間がかかっている仕事から手をつけると、効果が見えやすくなります。
よくある失敗は、「せっかくやるなら全部まとめて解決しよう」と考えてしまうことです。
顧客管理も、在庫管理も、請求も、日報も、勤怠も、全部まとめてシステム化しようとすると、話が大きくなりすぎます。費用もかかりますし、社員もついていけなくなります。
最初は、課題を全部解決しようとしなくて大丈夫です。「一番時間がかかっている作業のうち、一部だけ楽にできないか」と考えるくらいがちょうどよいです。
お金をかけないDXで大事なのは、まず自分たちの手で試してみることです。社長自身が試してもよいですし、現場の社員が試しても構いません。
たとえば、次のような小さな試し方があります。
最初から完璧である必要はありません。少し使ってみて、「これは楽になるかもしれない」と思えるかどうかを確認することが目的です。
小さく試す意味は、安く済ませることだけではありません。もっと大事なのは、「この方向で進めれば、たしかに楽になりそうだ」という確信を持つことです。
たとえば、Googleスプレッドシートで案件管理を試してみた結果、営業と事務の確認が減ったとします。そうすると、「もっときちんと作れば、さらに効果が出そうだ」と判断できます。
反対に、試してみて社員が使いにくいとわかれば、大きなお金をかける前に止められます。これも大きなメリットです。
お金をかけないDXとは、ずっと無料で済ませるという意味ではありません。まず小さく試し、効果が見えたら、必要なところにはしっかりお金をかけるという考え方です。
自分たちで試してみて、「この仕組みは本当に会社に必要だ」「ここを改善すれば毎月かなり時間が減る」とわかったら、そこで初めて本格的なシステム化や外部事業者への依頼を考えます。
この順番なら、ベンダーに相談するときも、「何をしたいのか」がはっきりしています。見積もりの内容も判断しやすくなります。
お金をかけて解決する段階になったら、必ず複数の事業者から見積もりを取りましょう。いわゆる相見積もりです。
1社だけの見積もりでは、金額が高いのか安いのか、内容が十分なのかがわかりにくいです。複数の提案を見ることで、費用感や考え方の違いが見えてきます。
一番安い会社が一番よいとは限りません。自社の仕事を丁寧に聞いて、親身に考えてくれる事業者を選ぶことが大切です。
社長がDXを始めるときは、難しい専門用語を覚えるより、次の3つを社員に聞いてみてください。
この3つが見えると、DXは一気に現実的になります。
何から始めればよいかわからない場合は、まず次の3つがおすすめです。
これなら大きなお金をかけずに始められますし、効果がありそうかも判断しやすくなります。
お金をかけずにDXを進めるには、まず一番工数がかかっている作業を見つけることが大切です。そして、課題を全部解決しようとせず、自分たちの手で小さく試してみます。
試してみて、うまくいきそうだという確信が持てたら、そこにはしっかりお金をかけてよいと思います。そのときは、複数のベンダーから見積もりを取り、金額だけでなく、親身に考えてくれる事業者かどうかを見ましょう。
DXは、最初から大きな投資をするものではありません。小さく試して、確信を持ってから投資する。この順番が、中小企業には合っています。
DXという言葉を聞くと、「大きなシステムを入れること」「AIを使うこと」「専門家に頼むこと」と思うかもしれません。
でも、中小企業のDXは、もっと身近なところから始められます。まず大事なのは、会社の仕事の流れを整理して、一度生まれた情報を何度もムダなく使えるようにすることです。
中小企業では、次のようなことがよくあります。
こうしたムダは、一つひとつは小さく見えます。でも毎日積み重なると、かなり大きな時間になります。
最初にやるべきことは、システムを買うことではありません。まず、仕事の流れを紙に書き出してみます。
この流れを見るだけでも、「ここで二重入力している」「このExcelをみんなで見られれば楽になる」という場所が見えてきます。
会社でよくあるのが、担当者のパソコンの中にExcelファイルがある状態です。これは手軽ですが、次のような問題が起きやすくなります。
これを避けるために、まずはGoogleドライブ上にスプレッドシートを置き、必要な人が共同で見られるようにするだけでも大きな効果があります。
Googleスプレッドシートは、インターネット上で使える表計算ソフトです。Excelに近い感覚で使えますが、複数人で同時に開いたり、編集したりできます。
たとえば、次のような使い方ができます。
これだけで、「あのファイル送ってください」「最新版はどれですか」「誰が更新しましたか」といったやりとりを減らせます。
情報が一人のパソコンの中にあると、社長や他の社員がすぐに見られません。すると、確認に時間がかかります。
でも、必要な情報をみんなで見られる場所に置くと、判断が早くなります。売上、在庫、案件、問い合わせ、作業状況などがすぐ見えるだけでも、会社の動きは変わります。
Googleには、Google Workspace Essentials Starterという無料で使えるチーム向けサービスがあります。仕事用のメールアドレスを使って、Googleドライブ、スプレッドシート、ドキュメント、スライド、Meet、Chatなどをチームで使えます。
Googleの公式案内では、Google Workspace Essentials Starterは無料で、試用期間や期限はなく、1人あたり15GBのGoogleドライブ容量を使えるとされています。また、最大100ユーザーまで利用できると案内されています。
少人数の会社で、「まずは社内でファイル共有や共同編集を試したい」という場合には、かなり始めやすい選択肢です。
最初から全部を変える必要はありません。まずは次の3つのどれかから始めるとよいです。
小さく始めて、「これは便利だ」と社内で実感できると、次の改善につながりやすくなります。
便利だからといって、すべての情報を全員に見せればよいわけではありません。給与、個人情報、取引条件、機密情報などは、見る人をきちんと分ける必要があります。
Googleドライブでは、ファイルやフォルダごとに共有相手を設定できます。まずは「誰が見る必要があるか」「誰が編集してよいか」を決めてから共有しましょう。
DXは、大きなシステムを入れることから始めなくても大丈夫です。まずは業務の流れを整理し、一度生まれた情報を何度もムダなく使えるようにすることが大切です。
ローカルPCのExcelを、Googleドライブ上のスプレッドシートに変えて、みんなで見られるようにする。これだけでも、探す時間、聞く時間、入力し直す時間を減らせます。
少人数なら、Google Workspace Essentials Starterのような無料で始められるサービスもあります。まずは小さく試して、会社に合う形を探してみましょう。
ホームページは、最初から立派なものを作らなくても大丈夫です。まずは「何をしている会社か」「どんな相談ができるか」「どう連絡すればよいか」が伝われば、十分に役に立ちます。
JimdoやWixを使えば、専門知識がなくても、会社のホームページを比較的かんたんに作れます。制作会社に大きなお金をかける前に、まず自社で小さく始めたい会社には向いています。
JimdoやWixには、会社のホームページに必要な機能が一通り入っています。ページ作成、スマホ対応、問い合わせフォーム、ブログ、お知らせ、独自ドメインなどをまとめて管理できます。
Jimdoは、とにかく早く、シンプルにホームページを出したい会社に向いています。店舗、個人事業、士業、地域のサービス業などに使いやすいです。
「会社概要」「サービス内容」「実績」「問い合わせ先」をわかりやすく載せたいなら、Jimdoのシンプルさは強みになります。
Wixは、見た目に少しこだわりたい会社や、あとから予約、ネットショップ、会員ページなどを増やしたい会社に向いています。
テンプレートも多く、AIを使って作り始めることもできるので、「何を書けばいいかわからない」という会社にも使いやすいです。
ただし、ホームページを作っただけで、すぐ問い合わせが増えるわけではありません。大事なのは「誰に見てほしいか」「何を知ってほしいか」「何を相談してほしいか」です。
見る人は、きれいなデザインよりも「自分の困りごとに合う会社か」を見ています。だからこそ、サービス内容、実績、よくある悩み、問い合わせ先をわかりやすく書くことが大切です。
最初は、5ページくらいでも十分です。「トップページ」「サービス内容」「実績」「お知らせ・ブログ」「お問い合わせ」があれば始められます。
その後、事例やブログを少しずつ増やせば、会社の強みが伝わりやすくなります。JimdoやWixは自分で直しやすいので、少しずつ育てるホームページに向いています。
会社のホームページは、最初から完璧でなくて大丈夫です。まずはJimdoやWixで小さく始めて、見てもらいながら直していく。それが中小企業には現実的です。
このサイトでは、ホームページ、IT、AI、補助金、人事制度などについて、中小企業の社長が判断しやすいように、わかりやすく情報を発信していきます。
ホームページを作るとき、「よくわからないから業者に全部任せよう」と考える会社は少なくありません。
もちろん、専門家に頼むこと自体は悪いことではありません。ただし、会社側が何をしたいのかを決めないまま、業者に言われるまま作ってしまうと、あとで困ることがあります。
ホームページを業者に頼んで作ったものの、文章を少し直すだけでも毎回お金がかかる。写真を変えるにも依頼が必要。お知らせを出したいのに、自分では更新できない。
このような状態になると、ホームページはだんだん古くなります。営業時間、商品、サービス内容、採用情報、実績などが古いままになり、見た人に不安を与えてしまいます。
ホームページは、一度作って終わりではありません。会社の状況に合わせて、少しずつ直していくものです。だからこそ、最初に「自社でどこまで更新できるか」を確認しておく必要があります。
ホームページは作っただけでは見てもらえません。大事なのは、お客様がどこから来るのかを考えることです。
たとえば、Google検索から来るのか、チラシのQRコードから来るのか、紹介された人が会社名で検索するのか、SNSから来るのか。それによって、ホームページに載せるべき情報は変わります。
お客様の流れとホームページがつながっていないと、誰も見に来ないサイトになってしまいます。見に来たとしても、欲しい情報がなければすぐに離れてしまいます。
ホームページには、いろいろな目的があります。新しいお客様を集めたい、同業者や取引先に見てもらいたい、採用に使いたい、社員紹介をしたい、会社の趣味や雰囲気を伝えたい。どれも大事です。
しかし、全部を同じ強さで載せると、サイトの狙いがぼやけます。結果として、見た人が「結局、何を伝えたい会社なのか」がわからなくなります。
ホームページを作る前に、まず一番大事な目的を決めましょう。「新規のお客様を増やしたい」のか、「採用に使いたい」のか、「取引先に安心してもらいたい」のか。ここが決まると、載せる情報も決めやすくなります。
ホームページは中身が大事です。ただし、見た目も無視できません。表示が古い、文字が小さい、スマホで見にくい、写真が暗い、どこを押せばよいかわからない。こうしたサイトは、見た人がすぐに離れてしまいます。
特に今は、スマホで見る人が多くなっています。パソコンでは見られても、スマホで読みにくいサイトはかなり不利です。
ものすごくおしゃれである必要はありません。ただ、清潔感があること、文字が読みやすいこと、写真が見やすいこと、問い合わせ先がわかりやすいことは大切です。
ホームページで一番大事なのは、見に来た人が知りたい情報を載せることです。会社が言いたいことだけを載せても、相手が知りたいことがなければ読まれません。
たとえば採用目的のホームページなら、求職者が知りたいのは、きれいな理念だけではありません。会社の雰囲気、社長の考え、先輩社員の顔、実際の仕事内容、働き方、入社後の流れなどです。
「この会社で働いたら、どんな人と、どんな毎日を過ごすのか」が見えると、応募する人は安心します。
同業者や取引先に見てもらうサイトなら、知りたい情報はまた違います。たとえば、製造業や加工業なら、どんな機械を持っているのか、何台あるのか、どのような加工ができるのか、どの地域にあるのか、何人くらいで対応しているのかが重要です。
取引先は、「この会社に頼めるか」「どのくらい対応できるか」「自社の仕事に合うか」を見ています。だから、設備、人数、場所、対応できる作業、納期感、実績などをわかりやすく載せることが大切です。
ホームページを作る前に、最低限、次のことを決めておきましょう。
この整理をしないまま作ると、見た目はそれなりでも、使えないホームページになりやすいです。
業者に頼む場合は、金額だけで決めない方がよいです。次の点を確認しましょう。
こちらの話をよく聞かず、見た目や機能だけをすすめる業者には注意が必要です。逆に、目的やお客様の流れを一緒に考えてくれる業者は心強いです。
| 目的 | 見に来る人 | 載せたい情報 |
|---|---|---|
| 採用 | 求職者、学生、転職希望者 | 会社の雰囲気、社長の考え、先輩の顔、仕事内容、働き方 |
| 新規顧客 | 困りごとを持つお客様 | 何を頼めるか、料金の目安、実績、相談の流れ、問い合わせ先 |
| 同業者・取引先 | 発注先を探す会社 | 設備、機械の種類・台数、人員、対応エリア、加工内容、実績 |
| 会社紹介 | 紹介を受けた人、金融機関、地域の人 | 代表挨拶、沿革、事業内容、所在地、写真、会社の考え方 |
ホームページは、ただ作ればよいものではありません。業者に言われるまま作ると、更新できない、費用がかかり続ける、誰も見に来ない、見に来てもすぐ離れてしまう、ということが起きます。
大切なのは、誰に見てほしいのかを決め、その人が欲しい情報を載せることです。採用なら会社の雰囲気や先輩の顔。同業者や取引先向けなら、機械、人数、場所、対応できる仕事。新規顧客向けなら、何を頼めるのか、実績、問い合わせのしやすさです。
ホームページは、会社の自己紹介ではなく、見に来た人の不安を減らす場所です。そこを意識して作ると、使えるホームページに近づきます。
チラシを作るとき、最初から大量に印刷してしまう会社があります。しかし、これは少し危険です。
なぜなら、最初に作ったチラシが本当に反応のよいチラシかどうかは、配ってみるまでわからないからです。商品販売でも、セミナー集客でも、チラシは一度作って終わりではありません。反応を見ながら、少しずつ良くしていくものです。
チラシを作る前に、まず「このチラシを見た人に何をしてほしいのか」を決めます。
目的があいまいなまま作ると、情報をたくさん載せすぎて、結局何を伝えたいのかわからないチラシになってしまいます。
チラシを見る人の目線は、一般的に左上から右上、左下、右下へ流れやすいと言われます。細かい例外はありますが、まずはこの流れを意識すると読みやすくなります。
そのため、重要な情報は目に入りやすい場所に置きます。
いきなり細かい説明を詰め込むのではなく、まず「何のチラシか」が一瞬でわかるようにすることが大切です。
チラシは、会社が言いたいことを書くものではありません。見た人が知りたいことを書くものです。
商品販売のチラシなら、見た人は次のようなことを知りたいはずです。
セミナーのチラシなら、見た人は次のようなことを知りたいはずです。
ここが抜けていると、興味を持っても申し込みまで進みにくくなります。
チラシでは写真がとても大事です。文字だけでは、なかなか雰囲気が伝わりません。
商品販売なら、商品の写真はできるだけきれいに見せましょう。お店なら、店内の雰囲気やスタッフの写真も有効です。
セミナーなら、講師の顔写真は必須です。どんな人が話すのかがわからないと、参加する側は不安になります。決して、いらすとやのアイコンだけで済ませない方がよいです。
目立たせたいからといって、たくさんの色を使いすぎると、かえって読みにくくなります。
色は、全体のトーンをまとめることが大切です。たとえば、青系で信頼感を出す、緑系でやさしさを出す、赤や黄色は強調したい部分だけに使う、という考え方です。
また、背景の色と文字の色の組み合わせにも注意しましょう。背景と文字の差が弱いと、読み手は読む気をなくしてしまいます。地の色と文字の色を意識し、見やすい文章にすることが大切です。
チラシは、見た目だけでなく読みやすさが大切です。特に高齢のお客様が見る場合は、文字が小さすぎると読んでもらえません。
重要な見出し、価格、日時、場所、連絡先は、少し大きめにしましょう。細かい説明を詰め込みすぎるより、読みやすさを優先した方が反応につながりやすくなります。
チラシだけですべてを説明しようとすると、紙面がいっぱいになります。そこで、QRコードを使ってホームページや申し込みページにつなげる方法が有効です。
QRコードを載せるときは、「詳しくはこちら」だけでなく、「セミナー詳細を見る」「地図を確認する」「申し込みフォームへ」など、リンク先で何ができるかも書くと親切です。
意外と大事なのが、連絡先と場所の案内です。電話番号、メール、LINE、住所、地図、駐車場、最寄り駅、会場名などは、わかりやすく載せましょう。
特にセミナーや店舗来店の場合、「場所がよくわからない」は大きな離脱理由になります。近くの目印、建物名、入口、駐車場の有無なども書けると親切です。
チラシは、配って終わりではありません。配った後に、どれくらい反応があったかを確認することが大切です。
商品販売なら、チラシを持参した人にサービスをする方法があります。たとえば、「このチラシ持参で100円引き」「チラシ持参で特典プレゼント」のようにすれば、どのくらいチラシから来店したかがわかります。
セミナーなら、申し込みフォームをチラシ専用にしたり、QRコードをチラシ用に分けたりすると、反応を測りやすくなります。
チラシは、少し変えるだけで反応が変わることがあります。そのため、2種類のチラシを作って試すABテストも有効です。
たとえば、次のような違いを試せます。
最初から正解を当てようとするより、少しずつ試して反応を見る方が、良いチラシに近づきます。
チラシのテンプレートは、デザイナーに依頼するときれいに作ってもらえます。毎回ゼロから作るより、会社らしい型を作っておくと便利です。
また、Canvaなどのデザインツールを使う方法もあります。テンプレートが多く、専門知識がなくても見やすいチラシを作りやすいです。
ただし、テンプレートを使う場合でも、文字を詰め込みすぎたり、写真が合っていなかったりすると効果は落ちます。見た目だけでなく、誰に何を伝えるかを先に決めることが大切です。
チラシは、一度作って大量に配れば終わりではありません。まず少なく作り、反応を見て、少しずつ良くしていくものです。
見る人の目線、知りたい情報、写真、色、文字の大きさ、QRコード、連絡先、場所の案内。こうした基本を丁寧に整えるだけで、チラシの伝わり方は変わります。
そして何より大切なのは、配った後に効果を測ることです。商品販売ならチラシ持参の特典、セミナーなら専用QRコードや専用フォームを使い、どのくらい反応があったかを見ましょう。チラシは試しながら育てるものです。
ホームページを見ている人は、少しでも不安になると、すぐに離れてしまいます。特に、ボタンを押す直前で迷う人は少なくありません。
「このボタンを押したら、いきなり申し込みになるのか」「料金が発生するのか」「何を入力させられるのか」。こうした不安があると、人はボタンを押すのをやめてしまいます。
マイクロコピーとは、ホームページやアプリの中にある短い案内文のことです。たとえば、ボタンの文字、入力欄の説明、エラーメッセージ、注意書き、申し込み前の一言などです。
文章量としては短いですが、見ている人の不安を減らしたり、次に何が起きるかを伝えたりする大切な役割があります。
よくあるのが、ボタンに「次へ」「送信」「確認」など、短すぎる言葉だけを書いているケースです。
もちろん間違いではありません。ただ、見ている人からすると、そのボタンを押したあとに何が起きるのかがわかりにくいことがあります。
たとえば、見積もりページでボタンに「次へ」とだけ書いてあると、押したあとに何が起きるのかわかりません。個人情報を入力するのか、すぐ申し込みになるのか、料金が出るのか、不安になります。
ボタンの言葉は、「押したらどうなるか」がわかるようにするのが基本です。
たとえば、次のように変えるだけでも、かなりわかりやすくなります。
| よくある表示 | 改善例 | 伝わること |
|---|---|---|
| 次へ | 見積もりを確認する | 次に見積もり内容が見られるとわかる |
| 送信 | 無料相談を申し込む | 何を申し込むのかがわかる |
| 登録 | 無料で会員登録する | 料金がかからないことが伝わる |
| 確認 | 入力内容を確認する | まだ送信完了ではないとわかる |
| 資料請求 | 無料資料をメールで受け取る | 受け取り方法と無料であることがわかる |
ボタンの文字だけでなく、ボタンの近くに短い説明を入れるのも効果的です。
たとえば、問い合わせフォームの送信ボタンの近くに、次のような一言があると安心しやすくなります。
見ている人は、「押したらどうなるのか」「あとで戻れるのか」「お金がかかるのか」を気にしています。そこを先に説明してあげると、安心して次に進みやすくなります。
マイクロコピーは、ボタンだけではありません。入力欄の近くにも使えます。
たとえば、電話番号の入力欄に「日中つながりやすい番号をご入力ください」と書いてあれば、何を書けばよいかがわかります。問い合わせ内容の欄に「まだ内容が固まっていなくても大丈夫です」と書いてあれば、相談しやすくなります。
中小企業のホームページなら、次のような場面でマイクロコピーが使えます。
特に、問い合わせや見積もり依頼のボタンは重要です。ここで離脱されると、せっかく興味を持ってくれた人を逃してしまいます。
採用ページでも、マイクロコピーは役立ちます。
たとえば、応募ボタンが「応募する」だけだと、少し重く感じる人もいます。まだ迷っている人にとっては、「押したらすぐ正式応募になるのか」と不安になります。
その場合は、次のように変えることができます。
応募の前に相談できることが伝わると、求職者は一歩進みやすくなります。
マイクロコピーを考えるときは、次の3つを意識すると作りやすくなります。
難しい言葉を使う必要はありません。むしろ、短くてわかりやすい言葉の方が効果的です。
マイクロコピーは、ホームページの中にある小さな言葉です。しかし、その小さな言葉が、見ている人の不安を減らし、問い合わせや応募につながることがあります。
ボタンの文字を変える。入力欄に一言添える。送信後に何が起きるかを書く。こうした小さな改善なら、大きなお金をかけずにすぐ試せます。
ホームページを改善したいときは、デザインを全部変える前に、まずボタンの言葉を見直してみましょう。
ChatGPTはとても便利です。文章を作る、メールを整える、アイデアを出す、資料のたたき台を作るなど、会社の仕事にもいろいろ使えます。
ただし、会社で使うときには大事な注意点があります。それは、個人情報や会社の秘密を、そのままAIに入れないことです。
ChatGPTなどの生成AIを会社で使う前に、まず設定を確認してください。会話の内容が、AIの改善や学習に使われる設定になっていないかを見ることが大切です。
サービスによって設定名は違いますが、「データコントロール」「モデルの改善」「学習への利用」「チャット履歴」などの項目を確認します。会社で使うなら、会話内容をAIの改善に使わない設定にできるかを必ず確認しましょう。
特に、無料版や個人向けのサービスを仕事で使う場合は注意が必要です。会社で本格的に使うなら、法人向けプランや業務利用向けの設定も確認した方が安心です。
AIに文章を入れるときは、個人情報をそのまま入れないことが重要です。名前、住所、電話番号、メールアドレス、社員番号、取引先名、顧客名などは、意味のない文字に置き換えてから使います。
たとえば、次のように置き換えます。
大事なのは、あとで自分が戻せる形にしておくことです。AIには本物の情報を入れず、AIから返ってきた文章を見てから、最後に自分の手元で正しい情報に戻します。
AIに限らず、インターネット上のサービスに個人情報を入れること自体、慎重に考えるべきです。検索サービス、クラウドサービス、SNS、フォーム入力など、インターネットに情報を入れるということは、外部の会社のサービスを使うということです。
もちろん、多くのサービスは安全対策をしています。しかし、会社の大事な情報や個人情報を、何でも気軽に入れてよいわけではありません。特に、顧客情報、社員情報、未公開の取引情報、クレーム内容、契約内容などは要注意です。
生成AIのサービスでは、入力された内容がサービス改善やモデル改善に使われる場合があります。一方で、法人向けプランでは、標準では学習に使わないと説明されているものもあります。
つまり、「AIだから全部危険」と決めつける必要はありません。ただし、「設定を見ずに使う」「個人情報をそのまま入れる」「会社の秘密を入れる」のは避けるべきです。
かなり慎重に考えるなら、社内のパソコンやサーバーだけで動く「ローカル生成AI」を使う方法もあります。インターネット上のAIサービスに情報を送らず、自社の中だけでAIを動かす考え方です。
ただし、この方法には注意点があります。性能の高いパソコンやGPUが必要になることが多く、設定や管理にも手間がかかります。小さな会社がいきなり導入するには、少しハードルが高い場合があります。
多くの中小企業にとって、いきなりローカル生成AIを作るのは大変です。そこで現実的なのは、AIに入れる前に個人情報や会社名をマスクする方法です。
たとえば、顧客へのお詫びメールを作りたい場合でも、実名や会社名を入れずに、次のようにします。
これなら、AIに具体的な個人情報を渡さずに、文章のたたき台を作れます。最後に、自分の手元で「取引先A」「担当者B」を本当の名前に戻せばよいのです。
ChatGPTを会社で使うなら、最低限、次のルールは決めておきたいところです。
| 比較 | 比較的使いやすいもの | そのまま入れない方がよいもの |
|---|---|---|
| 文章作成 | 一般的な案内文、社内向けのたたき台 | 個人名入りのメール、顧客情報入りの文章 |
| 相談 | 一般的な業務改善の相談 | 実名入りのクレーム、未公開の取引情報 |
| 資料作成 | 構成案、見出し案、説明文のたたき台 | 売上、利益、給与、契約条件などの具体情報 |
ChatGPTは、正しく使えば中小企業にとって強い味方になります。文章作成、アイデア出し、調べもの、資料のたたき台づくりなど、時間を減らせる場面はたくさんあります。
ただし、会社で使うなら、情報の扱いには十分注意が必要です。まず設定を確認する。個人情報はマスクする。会社の秘密はそのまま入れない。AIの答えは人が確認する。この4つを守るだけでも、かなり安全に使いやすくなります。
「紙やExcelをやめたい」「現場で使う簡単なアプリを作りたい」。そんなときに候補になるのが、AppSheet、Power Apps、kintoneです。
どれも、専門のプログラマーでなくても業務アプリを作りやすいサービスです。ただし、向いている会社や使い方は少しずつ違います。
ノーコードとは、むずかしいプログラムを書かずに、画面を選んだり、項目を並べたりして、業務アプリを作る方法です。
たとえば、次のようなものを作れます。
Excelで管理していたものを、スマホやパソコンから入力・確認できるようにするイメージです。
まずは細かい機能よりも、イメージでつかむのが大切です。
AppSheetは、GoogleスプレッドシートやGoogle Workspaceをよく使っている会社に向いています。
たとえば、今すでにスプレッドシートで顧客リスト、作業記録、在庫表、日報などを管理している会社なら、そのデータをもとにアプリ化しやすいです。
注意点は、社内でGoogleをあまり使っていない場合、少しなじみにくいことです。また、作り込んでいくと、データの持ち方や権限管理をきちんと考える必要があります。
Power Appsは、Microsoft 365を使っている会社に向いています。Excel、SharePoint、Teams、Outlookなどを日常的に使っている会社なら、社内の仕事とつなげやすいです。
注意点は、ライセンスやデータ連携の考え方が少し複雑になりやすいことです。特に、Dataverseやプレミアムコネクタを使う場合は、費用をよく確認した方がよいです。
kintoneは、日本の中小企業で使いやすい業務管理ツールです。顧客管理、案件管理、問い合わせ管理、見積管理、日報、申請など、いろいろな業務をまとめて管理しやすいのが特徴です。
注意点は、人数が少ない会社では月額費用が少し重く感じる場合があることです。また、外部サービスとの連携や細かいカスタマイズをしたい場合は、プラン選びが大切です。
| 項目 | AppSheet | Power Apps | kintone |
|---|---|---|---|
| 相性がよい会社 | Googleをよく使う会社 | Microsoftをよく使う会社 | 日本の中小企業全般 |
| 得意なこと | 現場入力、スマホアプリ | Microsoft 365との連携 | 業務管理、情報共有 |
| 始めやすさ | スプレッドシートがあれば始めやすい | Microsoftに慣れていれば使いやすい | 画面がわかりやすく始めやすい |
| 注意点 | データ設計を考えないと複雑になる | ライセンスが複雑になりやすい | 人数によって費用感が変わる |
| おすすめ用途 | 日報、点検、作業記録 | 社内申請、Teams連携、業務アプリ | 顧客管理、案件管理、問い合わせ管理 |
料金は、単純に「1人いくら」だけで比べると失敗します。見るべきなのは、次の3つです。
たとえば、少人数で始めるなら安く見えても、人数が増えると費用が大きくなることがあります。逆に、今使っているGoogle WorkspaceやMicrosoft 365の契約に含まれている機能を使える場合もあります。
迷ったら、今会社でよく使っているものを基準に選ぶのがおすすめです。
どれが一番すごいかではなく、自社の社員が使いやすいか、今の仕事に合うかで選ぶ方が失敗しにくいです。
最初から大きなシステムを作ろうとすると、途中で止まりやすくなります。まずは、小さく始めるのがおすすめです。
このような小さな業務から始めると、社員も使い方を覚えやすく、改善効果も見えやすくなります。
AppSheet、Power Apps、kintoneは、どれも中小企業の業務改善に役立つツールです。ただし、会社によって向き不向きがあります。
Googleをよく使うならAppSheet、Microsoftをよく使うならPower Apps、会社の情報をまとめて管理したいならkintone。このくらいの感覚で、まず候補をしぼると考えやすくなります。
大切なのは、ツール選びよりも「どの仕事を楽にしたいのか」を決めることです。そこがはっきりしていれば、ノーコードは中小企業にとってかなり心強い武器になります。
会社のホームページを作るとき、国の補助金だけでなく、区や市など自治体の補助金・助成金が使える場合があります。
特に、地域の中小企業向けに「ホームページ作成費」「販路拡大」「デジタル化」といった名前で制度が用意されていることがあります。対象になるかどうかは区によってかなり違うため、まずは自社のある自治体の制度を確認することが大切です。
| 区 | 制度名 | 主な内容 | 補助率・上限 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 足立区 | ホームページ作成・更新補助金 | 新規作成、全面改修、PR動画作成 | 2分の1、通常上限20万円、動画加算上限25万円 | ウェブ活用アドバイザーの事前相談が必要 |
| 江戸川区 | 販路拡大支援事業助成金 | ホームページ作成・リニューアル、動画、展示会 | 2分の1、通常上限10万円、EC・多言語対応は上限20万円 | 外注による作成・改修が対象 |
| 葛飾区 | ホームページ作成費補助 | 作成・全面改修、外国語対応、EC、PR動画 | 2分の1、日本語上限5万円、外国語上限8万円、EC上乗せ10万円、PR動画上乗せ2万円 | 申請時に着手前であることが必要 |
| 江東区 | ホームページ作成費補助 | 初めてホームページを開設する場合の費用 | 2分の1、上限10万円 | 既存サイトのリニューアルは対象外 |
| 墨田区 | デジタル技術活用支援補助金 | 業務効率化・生産性向上のためのデジタル化 | 対象経費の4分の3。ただしホームページ等は対象外 | ホームページやECサイトの新設・改修は対象外と明記 |
足立区には「ホームページ作成・更新補助金」があります。ホームページをまだ開設していない事業者や、以前作ったものの活用できていない事業者向けの制度です。
対象は、ホームページの新規作成、全面的な更新、ホームページ上で公開するPR動画や製品紹介動画の作成です。補助率は対象経費の2分の1で、通常枠は上限20万円、動画加算枠は上限25万円です。
注意点として、申請前に足立区のウェブ活用アドバイザーへの事前相談が必要です。また、採択前に発生した経費は対象外です。作る前に必ず相談する流れになります。
江戸川区では「販路拡大支援事業助成金」の中で、ホームページの作成・改修経費が対象になっています。受発注の拡大を目的として、ホームページ、企業紹介動画、展示会出展などを支援する制度です。
ホームページの作成・リニューアルは、外注による経費が対象です。補助率は2分の1以内で、通常は上限10万円、ECサイトや多言語対応を含む場合は上限20万円です。
江戸川区の場合、単なる会社案内というよりも、販路拡大や受注拡大につながる使い方を考えるとよさそうです。
葛飾区には「ホームページ作成費補助」があります。区内中小企業が製品や技術を広くPRするために、ホームページを作成・改修する場合などに使える制度です。
補助率は2分の1で、日本語のみのホームページ作成・改修は上限5万円、外国語対応の場合は上限8万円です。さらに、ホームページ作成・改修と同時にECサイトを新規構築する場合は10万円、PR動画を作成・掲載する場合は2万円が上乗せされます。
注意点として、申請時にホームページの作成・改修に着手していないことが必要です。すでに発注したあとでは対象外になる可能性があるため、先に制度を確認しましょう。
江東区の「ホームページ作成費補助」は、区内の中小企業や中小企業団体が、PRや販路拡大のために初めてホームページを開設する場合に使える制度です。
補助率は2分の1以内で、上限は10万円です。外部委託費のほか、自主制作の場合のホームページ作成ソフト、ドメイン取得費用、サーバー利用初期費用なども対象になる点が特徴です。
ただし、既存ホームページのリニューアルは対象外です。また、ホームページを開設する前に申請する必要があります。すでに公開してからでは対象外になるので注意が必要です。
墨田区には「デジタル技術活用支援補助金」があります。業務効率化や生産性向上のためのデジタル化に取り組む中小企業を支援する制度です。
たとえば、アプリ活用によるペーパーレス化、会計ソフト・人事労務ソフト・顧客管理ソフトによるデータ一元管理、RPAによる入力作業の自動化などが取り組み例として挙げられています。
ただし、公式ページでは、ECサイトやホームページ等の新設・改修に係る経費は補助対象外とされています。そのため、墨田区でホームページ作成費を考える場合は、区のこの制度ではなく、国や東京都など別の制度を確認する必要があります。
自治体の補助金は、区によってルールがかなり違います。特に次の点は、必ず確認しましょう。
ホームページ作成には、自治体の補助金・助成金が使える場合があります。今回調べた5区では、足立区、江戸川区、葛飾区、江東区にホームページ作成・改修に関係する制度がありました。
一方で、墨田区のデジタル技術活用支援補助金では、ホームページやECサイトの新設・改修は対象外とされています。同じ「デジタル」や「販路拡大」に見える制度でも、対象経費は大きく違います。
会社のホームページを作るときは、まず自社の所在地の制度を調べる。次に、申請前に着手してよいかを確認する。そして、補助金ありきではなく、どんなお客様に何を伝えたいかを決める。この順番で考えると、失敗しにくくなります。
「ITを入れたいけれど、お金がかかる」「レジや会計ソフト、予約システムを入れたいけれど、全部自腹だときつい」。そんなときに知っておきたい制度が、IT導入補助金です。
なお、2026年の制度では、正式名称が「デジタル化・AI導入補助金」に変わっています。これまでの「IT導入補助金」の流れを引き継いだ制度なので、この記事では社長にわかりやすいように「旧IT導入補助金」として説明します。
IT導入補助金は、会社の仕事を効率化するために、ソフトやクラウドサービスなどを入れるときに使える可能性があります。たとえば、次のようなものです。
ポイントは、「パソコンを買いたい」「何となく便利そうだから入れたい」だけでは弱いということです。どの仕事を楽にするのか、どの時間を減らすのか、会社にどんな効果があるのかを考えることが大切です。
通常枠では、補助率は原則として費用の2分の1以内です。条件によっては3分の2以内になる場合もあります。補助額は、内容によって5万円以上150万円未満、または150万円以上450万円以下とされています。
ただし、補助金は制度の種類や申請する内容によって金額が変わります。毎年ルールも変わるため、実際に使うときは必ず最新の公募要領を確認する必要があります。
ここはとても大事です。IT導入補助金は、好きなソフトを買って、あとからお金が戻ってくる制度ではありません。
基本的には、補助金の対象として登録されたITツールや、登録されたIT導入支援事業者を通じて申請する形になります。つまり、「このソフトを使いたい」と思ったら、それが補助金の対象になっているかを先に確認する必要があります。
補助金を考えるときは、いきなり申請書を書くのではなく、まず次の順番で整理すると失敗しにくくなります。
補助金は、もらうことが目的ではありません。補助金を使って入れたものが、会社の役に立ってはじめて意味があります。
よくある失敗は、「補助金が出るから」という理由だけでツールを選んでしまうことです。安く入れられても、社員が使わなければムダになります。
こうならないためには、「いくら補助されるか」よりも、「導入後に本当に使い続けられるか」を先に考えることが大切です。
社長が見るべきポイントは、細かいITの機能ではありません。次の3つです。
この3つに答えられない場合は、補助金が使えても、少し立ち止まった方がよいかもしれません。
IT導入補助金は、中小企業がITを入れるときの強い味方になります。ただし、「補助金があるから入れる」のではなく、「会社のムダを減らすために使う」という順番が大切です。
まずは、会社の中で時間がかかっている仕事、紙やExcelで大変になっている仕事を見つけることから始めましょう。そのうえで、必要なITツールを選び、補助金が使えるかを確認する。この順番で考えると、失敗しにくくなります。
中小企業診断士として、中小企業のIT活用、AI活用、人事制度づくりなどに関する相談・支援に携わっています。
このサイトでは、むずかしい専門用語よりも、社長が見て「それならうちでもできそう」と思える情報を中心に発信します。
IT、AI、ホームページ、補助金、人事制度などで「ここが知りたい」というテーマがあれば、お気軽にご連絡ください。